小樽燐友市場のさんま丼

旬のさんま丼。晩夏からの味覚です。
さんまはこの時期、黒潮に乗って 太平洋釧路沖で成魚になります。

脂の乗った秋刀魚は 生で食べるには痛みやすく 鮮度が良くないと刺身では食べられません。

ここのさんま丼は もちろん生で ぷりぷりと弾力があり 身は甘みがあり脂がのって香りの良いものでした。

おろししょうがとネギのみじん切りがアクセントになり ピリッとした辛味と すがすがしい香りがひろがります。

多いめの山葵醤油を回しかけていただきます。
これだけの青魚の刺身が ご飯に乗っているのに 少しも生臭くなく しっかりした旨みがあります。


やはり刺身は鮮度がいのち その味を決定付けるのは身の厚みも影響します。

適度な身の厚みは 心地よい弾力を生み ブツッとした歯ごたえと 身の脂を残した味を決めます。

醤油を回しかけると 身が醤油をはじいて 豊かな脂を目で確かめられます。

白身の魚と違い ややクセの感じられることの多い秋刀魚の切り身ですが ここのはクセが見事に旨みに変わっていて ご飯に良く合う上等のおかずに変わっていました。

たっぷりのご飯が まるで足りないくらいのたっぷりの切り身の量は 満足感の高いものです。
今年のヒットかな。
ついでに紹介しますと、同行の友人が食べた丼のひとつ 鮭の親子丼。
脂ののった分厚い鮭の切り身に囲まれた 鮭の子 いくらが 真ん中にぎっしり乗せられています。

こちらも美味しそう。

鮭好きにはたまりません。
こちらは「はなびら丼」
生帆立のふちの 「ひも」の部分を外側に飾り 真ん中には帆立の貝柱の部分を敷き詰め その隙間をイクラで埋めています。

最後に生ウニを真ん中に高く乗せた贅沢な丼です。
食べるのがもったいない位の 鮮やかな芸術的なデザインの(勿論食欲もそそりますが)丼です。
小樽燐友市場 食堂味さき 
 TEL 0134-23-0237
営業時間
4:00〜15:00(11月〜4月の冬季は5時〜)
休みなし(市場は日曜休み)

画像は行きのフェリーで一緒だった ブリキ屋さん(手前)と ピッコロさん(向こう)

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